意外と知らない?ビタミンDの働き
- ビタミンDの種類と特徴ビタミンDは、健康な骨や歯の形成に欠かせない栄養素として知られていますが、大きく分けて二つの種類が存在します。一つ目は-ビタミンD2-です。こちらはエルゴカルシフェロールとも呼ばれ、きのこや酵母など、植物を由来とするビタミンDです。太陽の光を浴びて育ったきのこには、特に多くのビタミンD2が含まれています。二つ目は-ビタミンD3-です。こちらはコレカルシフェロールとも呼ばれ、魚介類や卵など、動物性の食品に多く含まれています。私たちが普段の食事から摂取するビタミンDは、主にこのビタミンD3です。ビタミンD2とビタミンD3は、体内での働きはほとんど同じです。どちらも体内に吸収された後、肝臓と腎臓で活性型ビタミンDに変換され、カルシウムの吸収を助けるなど、様々な生理機能に関与します。ビタミンDは、日光浴によっても体内で生成されますが、食生活や生活習慣によって不足する可能性もあります。ビタミンD不足が気になる方は、サプリメントなどで補うことも検討してみましょう。