注目の果実!ビターオレンジの隠された力
- ビターオレンジってどんな果実?ビターオレンジは、ダイダイという和名で親しまれている柑橘系の果実です。元々はインドからヒマラヤ地方を原産とし、中国を経由して日本に伝わりました。日本では、冬の寒い時期に実をつけ、その後も長い間、木になったままの状態で見られます。このことから、まるで家が何世代にも渡って続くようにとの願いを込めて「代々」と呼ばれるようになったという説があります。お正月の飾り付けに使われるのも、こうした縁起の良さが理由です。
ビターオレンジは、その名の通り酸味が強い果物です。そのため、そのまま食べることはあまりなく、主に加工して楽しまれています。代表的な例としては、ビターオレンジの果皮を使ったマーマレードがあります。独特の苦味と香りが、マーマレードに爽やかな風味を添えます。また、果皮を乾燥させて、七味唐辛子などの香辛料に利用されることもあります。独特の香りは、料理に深みと奥行きを与えてくれます。