栄養満点!スーパー野菜「モロヘイヤ」の秘密
- モロヘイヤってどんな野菜?モロヘイヤは、インド西部やアフリカを原産とする野菜で、古代エジプト時代から王様の野菜として珍重されてきました。 エジプトを中心とした中近東地域では、現在でも日常的に食卓に上るほどポピュラーな野菜です。日本では、近年まであまり馴染みがありませんでしたが、栄養価の高さから注目を集め、栽培されるようになりました。夏になるとスーパーマーケットにも並ぶようになり、手軽に購入できるようになりました。モロヘイヤは、成長が早く、栽培も比較的容易な野菜です。高温多湿の気候を好み、日本の夏の暑さにも負けずにぐんぐん育ちます。葉だけでなく、茎や実も食用として利用できます。モロヘイヤ最大の特徴は、なんといってもその栄養価の高さです。 特に、葉の部分には、ビタミン、ミネラル、食物繊維など、様々な栄養素が豊富に含まれています。あの独特なぬめりも、栄養素の一つです。モロヘイヤは、茹でると独特の粘り気が出ます。このぬめりは、ムチンという成分によるもので、胃腸の調子を整えたり、便秘の改善に効果が期待できるとされています。また、モロヘイヤには、活性酸素を除去する働きを持つβ-カロテンも豊富に含まれています。β-カロテンは、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を健康に保つ効果や、免疫力を高める効果も期待できます。モロヘイヤは、栄養満点で、様々な健康効果が期待できる、まさに「スーパー野菜」といえるでしょう。