万能調味料!豆豉の魅力に迫る
- 豆豉とは豆豉は、黒大豆を原料とした発酵食品で、中国で古くから作られてきました。その歴史は長く、紀元前5世紀頃から存在していたという記録も残っています。作り方は、まず黒大豆を蒸して柔らかくしてから塩を加え、麹菌などを使って発酵させます。こうしてできる豆豉は、黒くて小さく、一見するとひき割り納豆のようにも見えます。しかし、納豆のような強い粘り気はなく、独特の旨味と芳醇な香りが特徴です。豆豉は、中国では炒め物や煮込み料理、和え物など、様々な料理に使われる万能調味料です。少量加えるだけで、料理に奥深いコクと風味を与え、食欲をそそる香ばしい香りが広がります。日本でも、中華料理店などで目にする機会が増えましたが、家庭で使うことはまだ少ないかもしれません。しかし、その独特の風味は、一度味わうと忘れられない魅力があります。地域や家庭によって、使われる麹菌や熟成期間、塩加減などが異なり、様々な種類の豆豉が存在します。そのため、同じ豆豉といっても、産地や製法によって風味や香りが大きく異なるのも魅力の一つです。ぜひ、色々な種類の豆豉を試して、自分好みの味を見つけてみてください。