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古来より愛されるハーブ、イワミツバの力

- ヨーロッパ原産のハーブ、イワミツバ イワミツバは、ヨーロッパおよび西アジアを原産とするセリ科の多年草です。日本ではあまり目にする機会が少ないかもしれませんが、ヨーロッパでは古くから人々に愛されてきたハーブです。 その歴史は古く、古代ギリシャ時代にはすでに薬草として利用されていたという記録が残っています。その独特の香りは、料理の味を引き立てるだけでなく、様々な薬効を持つことでも知られていました。 現代においても、イワミツバはヨーロッパで広く親しまれており、特にフランス料理には欠かせないハーブの一つとなっています。爽やかな香りとほのかな苦味は、魚や肉料理との相性が抜群です。また、スープやサラダなどに加えることで、風味を豊かにするアクセントとしても利用されます。 日本でも近年、西洋料理の普及とともに、イワミツバを見かける機会が増えてきました。家庭菜園でも比較的育てやすいハーブなので、興味のある方は種や苗を入手して、栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか?
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注目のハーブ ヤナギラン:その収れん作用とは?

ヤナギランは、ヨーロッパや西アジアに広く分布するアカバナ科の多年草です。日本では、その葉の形が柳に似ていることから「ヤナギラン」と名付けられました。夏から秋にかけて、燃え盛る炎のような、鮮やかな赤紫色の花を咲かせます。その姿は、遠くから見るとまるで山火事があった後のように見えることから、英語では「Fireweed(火の雑草)」と呼ばれています。ヤナギランは、高さ0.5メートルから2メートルほどに成長し、山岳地帯や荒れ地など、他の植物が生育しにくい厳しい環境でも力強く育ちます。 そのため、山火事跡地や森林伐採地などでいち早く姿を現し、あたり一面に群生している様子がよく見られます。花は下から上へと咲き上がり、その美しさから観賞用として栽培されることもあります。また、若葉は食用として利用されることもあり、かつては葉を乾燥させてお茶のようにして飲まれていた地域もあったそうです。厳しい環境でもたくましく生きるヤナギランは、その美しい花と力強い生命力で、私たちを魅了してやみません。