生命活動に欠かせないミネラル:カリウム
- カリウムとは人間の身体は約60%が水分でできており、体内の水分バランスを整えることは健康を保つ上で非常に重要です。そして、この水分バランスを調整する上で重要な役割を担うのがミネラルです。ミネラルは、カルシウムや鉄分など様々な種類がありますが、その中でも今回は「カリウム」について詳しく解説していきます。カリウムは、人体を構成する成分のうち、体重の約0.2%を占めています。これは、ナトリウムに次いで2番目に多く含まれている割合です。体内では、主に細胞内に存在し、細胞の浸透圧を維持する働きをしています。浸透圧とは、簡単に言うと、細胞の内と外の水分量を調整する圧力のことを指します。カリウムは、細胞内の浸透圧を一定に保つことで、細胞の正常な働きをサポートしています。もし、体内のカリウム量が不足すると、脱力感や食欲不振、便秘などの症状が現れることがあります。また、逆に過剰に摂取してしまうと、吐き気や嘔吐、腹痛などを引き起こす可能性があります。カリウムは、健康を維持するために欠かせないミネラルですが、過剰摂取にも注意が必要です。バランスの取れた食生活を心掛けることが大切です。