虫歯予防

その他

緑茶フッ素で健康な歯へ

むし歯は、歯の表面に付着した細菌が食べ物の残りかすに含まれる糖分を分解し、酸を作り出すことで歯を溶かしてしまう病気です。これを予防するには、毎日の歯磨きで歯の表面を清潔に保つとともに、歯のエナメル質を強化することが大切です。 近年、このむし歯予防に効果があると注目されているのが、緑茶フッ素です。これは、緑茶に含まれるカテキン類とフッ素を組み合わせた成分です。 フッ素は、歯のエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトと結びつき、より安定したフルオロアパタイトを形成することで歯の表面を強化します。また、一度溶け出したエナメル質を再石灰化する働きも持ち合わせています。 一方、カテキン類は、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持つことで知られていますが、むし歯の原因となるミュータンス菌などの細菌の増殖を抑える効果も期待できます。 それぞれ単独でもむし歯予防に効果を発揮する成分ですが、組み合わせることで相乗効果を発揮し、より高い予防効果が期待できる点が緑茶フッ素の大きな特徴と言えるでしょう。
骨を強くする

知って得するフッ素の話

- 自然界に存在する微量元素 フッ素と聞いて、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか? 多くの方が歯磨き粉や歯科医院を連想するのではないでしょうか。 あのツンとした味がする歯磨き粉を思い出す方もいるかもしれませんね。 フッ素は、私たちの身の回りにある植物や動物にわずかに含まれている元素です。 自然界では石や土壌、水などに広く分布しており、空気中に含まれることもあります。 そのため、私たちは普段の食事からも知らず知らずのうちに微量のフッ素を摂取しているのです。 体内に取り込まれたフッ素は、約95%が骨や歯などの硬い組織に蓄積されます。 フッ素は歯のエナメル質と結びついて、歯を強くする働きがあります。 これが、虫歯菌の出す酸から歯を守ることに繋がり、虫歯予防に効果を発揮するのです。 しかし、フッ素は過剰に摂取すると、斑状歯といって歯に白い模様が入ってしまうことがあります。 また、骨に過剰に蓄積すると骨硬化症や関節痛などの原因となる可能性も指摘されています。 フッ素は適量であれば健康に役立つ元素ですが、過剰摂取には注意が必要です。 歯磨き粉などに含まれるフッ素の量や、毎日の食生活で摂取するフッ素の量を把握しておくことが大切です。
血糖値の改善

注目の甘味料キシリトールって?

- キシリトールとはキシリトールは、私たちが普段口にする食品にも自然と含まれている甘味料です。白樺やトウモロコシの芯などに含まれるキシランという成分から作られますが、砂糖とほとんど変わらない甘さを持っています。お菓子作りに使うこともでき、砂糖の代わりに使うことでカロリーを抑えることができます。キシリトールが広く知られるようになったきっかけの一つに、虫歯予防の効果が挙げられます。キシリトールは、口の中にいる虫歯の原因となる菌の栄養源になりません。そのため、キシリトールを摂取することで、虫歯菌の増殖を抑え、口の中を酸性化から守ることができます。近年では、キシリトールの特徴を生かして、様々な製品に活用されています。ガムやチョコレートなどの菓子類はもちろん、歯磨き粉にも配合されています。砂糖の代わりにキシリトールを使用することで、美味しく楽しく虫歯予防ができるようになりました。しかし、キシリトールは一度に大量に摂取すると、お腹がゆるくなる場合があります。特に、体質や体調によって影響の出方が異なるため、最初は少量ずつ試してみることをおすすめします。また、小さいお子様やペットに与える際は、誤飲には十分注意してください。