神秘の香り、蘇合香の魅力を探る
- 蘇合香ってどんな植物?蘇合香は、春に黄色い花を咲かせるマンサク科に属する落葉性の高木です。秋になると葉は黄色く色づき、私たちの目を楽しませてくれます。 その最大の特徴は、なんといってもその香りの良さでしょう。甘く、スパイシーで、どこかオリエンタルな雰囲気を漂わせる、例えるのが難しいほど神秘的な香りがします。蘇合香の故郷は、アジア西部から地中海東部にかけての地域です。 古代からその香りと薬効が人々を魅了し、香料や薬として大切に扱われてきました。 その歴史は深く、あの古代エジプトにおいても、ミイラの防腐処理に使われていたという記録が残っています。長い年月を経てもなおその価値が変わらない蘇合香は、まさに「香りの至宝」と呼ぶにふさわしいでしょう。