蓬莱羊歯

- ホウライシダってどんな植物？ホウライシダは、イノモトソウ科に分類される常緑のシダ植物です。その学名は「Adiantum capillus-veneris」といい、ラテン語で「髪の毛」を意味する言葉が含まれています。これは、ホウライシダの葉が、まるで美しい女性の髪の毛のように繊細で光沢を帯びていることに由来しています。生育環境としては、温暖で湿気のある場所を好みます。そのため、日当たりの強い場所は苦手とし、岩場の隙間や木の根元など、少し日陰になっていてジメジメとした場所に自生していることが多いです。日本では、本州の関東地方よりも南の地域から沖縄にかけて広く分布しており、古くからその存在が知られてきました。ホウライシダは、その繊細で美しい見た目から、観葉植物として人気があります。鉢植えで育てられることが多く、室内に飾ると、落ち着いた雰囲気を演出してくれます。また、ホウライシダは、乾燥に弱いという特徴があります。そのため、こまめな水やりが必要となります。特に、夏場は土の表面が乾いたらすぐに水を与えるようにしてください。冬場は、土の表面が乾いてから2～3日後に水を与えるようにすると良いでしょう。