脂質

脂質の代謝アップ

健康油脂!?ジアシルグリセロールの魅力に迫る

- ジアシルグリセロールって?ジアシルグリセロールは、私たちの体を構成する重要な成分の一つである脂質の一種です。脂質と聞いて、肥満や生活習慣病を連想し、体に悪いというイメージを持つ方もいるかもしれません。しかし、脂質はエネルギー源として重要な役割を果たすだけでなく、細胞膜の構成成分となるなど、健康を維持するために欠かせない栄養素です。 ジアシルグリセロールは、グリセリンという物質に脂肪酸が二つ結合した構造をしています。脂質には、脂肪酸が三つ結合した「トリグリセリド」という種類もあり、こちらは私たちが普段口にする油や脂肪の主成分です。一方、ジアシルグリセロールは、トリグリセリドに比べて消化・吸収のされ方が異なり、食後の血糖値上昇を抑えたり、脂肪の蓄積を抑制したりする効果が期待されています。 近年、このジアシルグリセロールの働きに注目が集まり、健康食品や特定保健用食品として販売されるなど、広く普及しつつあります。ダイエット効果や生活習慣病予防効果などが期待されていますが、まだ解明されていない部分も多く、今後の研究の進展が期待されています。
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注目の脂質!ジアシルグリセリルエーテルとは?

- 海の生き物由来!ジアシルグリセリルエーテルの正体とは?ジアシルグリセリルエーテルと言われても、一体どんなものか想像がつかない方がほとんどでしょう。しかし、健康食品に詳しい方なら「アルキルジアシルグリセロール」という名前を耳にしたことがあるかもしれません。実は、アルキルジアシルグリセロールはジアシルグリセリルエーテルの別名なのです。では、ジアシルグリセリルエーテルとは一体どんなものなのでしょうか? それは、私たちの体に馴染み深いグリセリンに、脂肪酸と炭化水素が結合した特殊な脂質のことを指します。このジアシルグリセリルエーテルは、意外にも身近な場所に存在します。それは、海の王者であるサメです。 サメの肝臓には、ジアシルグリセリルエーテルが豊富に含まれており、その含有量はサメの種類によって異なり、肝油中の5%から、なんと40%も含まれているケースもあるのです。
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美肌の鍵?注目の成分「10-ヒドロキシオクタデカン酸」

- 注目の成分「10-ヒドロキシオクタデカン酸」とは?「10-ヒドロキシオクタデカン酸」。あまり聞き覚えのない名前かもしれませんね。しかし、美容や健康に関心の高い人たちの間で、今静かに注目を集めている成分なのです。「10-ヒドロキシオクタデカン酸」をもっと分かりやすく説明すると、私たちの体を作るもととなる栄養素「脂肪酸」の一種です。脂肪酸というと、脂質をイメージして敬遠してしまう方もいるかもしれませんが、体内では重要な役割を担っています。そして、この「10-ヒドロキシオクタデカン酸」は、私たちの体の中でも作られますが、毎日の食事から摂取したり、サプリメントで補ったりすることもできます。まだ研究段階の部分もありますが、「10-ヒドロキシオクタデカン酸」には、健康維持や美容をサポートする可能性が秘められていると考えられています。具体的な働きについては、今後の研究の進展に期待が寄せられています。