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注目の成分!メマツヨイグサの力

- メマツヨイグサってどんな植物?メマツヨイグサは、その名の通り、夕方に淡い黄色の可憐な花を咲かせる二年草の植物です。 宵を待って花開く姿は、どこか儚げで、詩的な情景を思い起こさせます。 原産地は北アメリカですが、日本にも渡来し、今では全国各地の道端や空き地などで見かけることができます。夏から秋にかけて、背丈ほどに成長した茎の先端に、直径2~3センチメートルほどの黄色い花を咲かせます。 花は一日花で、翌朝にはしぼんでしまいますが、次々と新しい花を咲かせ続けるため、長い期間にわたって楽しむことができます。 その姿は、力強く、そして健気な生命力の象徴とも言えるでしょう。メマツヨイグサは、古くから民間療法で活用されてきました。皮膚の炎症を抑えたり、咳や痰を鎮めたりする効果があるとされ、葉や茎を煎じて飲まれていました。 近年では、その種子から採れる油に、γ-リノレン酸という必須脂肪酸が豊富に含まれていることが明らかになり、健康や美容への効果が改めて注目されています。 γ-リノレン酸は、体内で作ることができないため、食事などから摂取する必要があります。 メマツヨイグサオイルは、このγ-リノレン酸を手軽に摂取できる貴重な供給源として、サプリメントなどに広く利用されるようになっています。
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注目の栄養源 ペポカボチャ

- ペポカボチャとは ペポカボチャは、南北アメリカ大陸を起源とする、ウリ科の一年草です。 日本では、ペポカボチャの名前よりも、その仲間であるズッキーニやそうめんかぼちゃの方が、食卓で見かける機会が多いかもしれません。 ペポカボチャは、ハロウィンの装飾としておなじみの、大きく丸いオレンジ色のカボチャとは異なる種類です。 しかし、どちらも栄養価が高い点は共通しています。 ペポカボチャは、ビタミンAやビタミンC、カリウムなどを豊富に含んでいます。 特に、β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜の健康維持、視力維持などに役立ちます。 また、ペポカボチャは低カロリーで食物繊維も豊富なので、ダイエットにもおすすめの食材です。 日本では、ズッキーニは炒め物や揚げ物に、そうめんかぼちゃは和え物などに使われることが多いですが、ペポカボチャ自体はあまり馴染みがありません。 しかし、ペポカボチャも他の種類と同様に、様々な料理に活用できます。 例えば、ペポカボチャの実をくり抜いてスープの器にしたり、種をローストして食べたりするのもおすすめです。
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古代から愛される万能植物、ベニバナの魅力

紅色の美しい花を咲かせるベニバナは、その歴史が古く、古代エジプト時代から人々に親しまれてきました。かの有名な絶世の美女、クレオパトラも、その美しさを保つためにベニバナ油を愛用していたという言い伝えが残っているほどです。 ベニバナの花びらからは鮮やかな紅色の染料が採れ、ファラオの衣装やミイラを包む布を染めるために用いられました。また、その種子からは良質な油が採れることから、食用油として人々の生活に欠かせないものでした。 現代においても、ベニバナ油は食用油として広く利用されています。さらに、近年では、その保湿効果や抗酸化作用が注目を集め、化粧品や石鹸などに配合されるなど、活躍の場を広げています。古くから人々の生活に寄り添ってきたベニバナは、現代社会においても、その魅力と可能性を多方面で開花させていると言えるでしょう。
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健康と美容の味方!注目の植物、テリハボク

- 南国の恵み、テリハボクとは 太陽の光を浴びて力強く育つ常緑高木、テリハボク。主に熱帯地域に分布し、その土地の気候風土を象徴するかのごとく、高さ10メートルから、時には20メートルにも達する雄大な姿を見せてくれます。 濃い緑色の葉が生い茂る中で、ひときわ目を引くのが、その実です。鮮やかな緑色の果実の中には、古来より人々の生活に欠かせない貴重な種子が秘められています。この種子からは、光沢のある黄金色の油が採れ、灯火の燃料として、また、食用の油、そして医薬品にと、幅広く活用されてきました。 テリハボクは、南国の豊かな自然の恵みそのものと言えるでしょう。その雄姿は、力強い生命力を感じさせ、人々に活力を与えてくれます。そして、その実から採れる貴重な資源は、古代から現代に至るまで、人々の生活を支え続けてきました。