血糖値の改善 腸活の頼もしい味方！アラビノキシランとは？
- アラビノキシランって？どんなもの？
アラビノキシランとは、植物の細胞壁を構成する成分の一つで、食物繊維の一種です。なじみの薄い名前かもしれませんが、私たちが普段口にしている穀物などに多く含まれており、近年様々な働きが明らかになってきています。
アラビノキシランは、主に小麦や米、トウモロコシなどの穀物の糠や胚芽の部分に多く含まれています。これらの穀物は私たちの食生活に欠かせないものですが、精製によって糠や胚芽の部分が取り除かれてしまうことがあります。そのため、アラビノキシランを効率よく摂取するには、玄米や全粒粉パンなど、精製されていない穀物を選ぶことが大切です。
アラビノキシランは、水溶性と不溶性の両方の性質を併せ持つ食物繊維としても知られています。水溶性食物繊維は、水に溶けてゲル状になり、糖質の吸収を穏やかにしたり、コレステロール値を調整したりする働きがあります。一方、不溶性食物繊維は、水分を吸収して便の量を増やし、腸の動きを活発にする働きがあります。アラビノキシランはこれらの両方の性質を持つため、腸内環境を整え、健康を維持する上で重要な役割を担っていると考えられています。