活力源として注目のタウリン
- 体内でのタウリンの存在
タウリンは私達の体内に広く存在するアミノ酸の一種です。
アミノ酸はタンパク質を構成する基本的な成分であり、私達の体にとって必要不可欠な栄養素です。
多くのアミノ酸はタンパク質の材料となることが主な役割ですが、タウリンは少し違います。
タウリンはタンパク質に組み込まれることはなく、遊離アミノ酸として様々な生理機能を担っています。
タウリンは体内の様々な場所に存在しますが、特に筋肉、心臓、脳といった生命活動の中枢を担う臓器に多く含まれています。
心臓では心筋の収縮を調整する役割、脳では神経伝達物質としての役割など、重要な働きを担っていると考えられています。
私達の体内では、食事から摂取した含硫アミノ酸からタウリンが合成されます。
しかし、その合成量は限られており、食事からの摂取も重要です。
タウリンはタコやイカ、貝類などの魚介類に多く含まれています。
日頃からバランスの取れた食事を心がけ、タウリンを効率良く摂取していくことが大切です。