樹木

その他

鉛筆の材料?知られざるエンピツビャクシンの魅力

- エンピツビャクシンってどんな木?エンピツビャクシンは、ヒノキの仲間で、一年中緑の葉っぱをつける常緑針葉樹です。 北アメリカ東部が原産地で、その名前が示すように、かつては鉛筆の軸に使われていました。 そのため、鉛筆の木と呼ばれることもあります。成長すると、高さは10メートルを超えることもあり、すらっとした円錐形の姿が美しい木です。春になると、小さな花を咲かせます。 秋になると、青みがかった実をつけます。この実は、鳥たちにとって貴重な食料となり、種子を遠くへ運ぶ役割も担っています。エンピツビャクシンは、その美しい樹形から、公園や庭木として人気があります。また、材は耐久性に優れているため、建築材料や家具などにも利用されます。 近年では、鉛筆の軸としてだけでなく、アロマテラピーのエッセンシャルオイルとしても利用されるなど、その用途は広がりを見せています。
その他

ヨーロッパニレ:その特徴と利用法

- ヨーロッパニレとはヨーロッパニレは、その名の通り、ヨーロッパを原産とするニレ科の落葉高木です。街路樹や公園樹として植えられることも多く、日本人にとっても馴染み深い樹木の一つと言えるでしょう。この木の最大の特徴は、その雄大で美しい樹形です。条件が整えば、高さは30メートルにも達し、空に向かって力強く伸びるその姿は、見る人に深い感銘を与えます。幹は太く、灰色がかった茶色の樹皮には、成長するにつれて縦に深い裂け目が入り、独特の模様を刻みます。この樹皮の模様も、ヨーロッパニレの魅力の一つと言えるでしょう。葉は卵形で、縁にはギザギザとした鋸歯があります。春から夏にかけては緑色の葉が木陰を作り、秋には黄色く色づいて、私たちの目を楽しませてくれます。 黄葉した葉は、やがて地面に落ちて、冬の訪れを告げます。ヨーロッパニレは、その美しい樹形と、四季折々の変化を楽しめることから、古くからヨーロッパの人々に愛されてきました。そして、その魅力は海を越えて、今では世界中で楽しまれています。