注目の成分!フコイダンの真実
- 海の恵み、フコイダンとは?
昆布やワカメなど、私達が普段口にする海藻の仲間には、褐藻類と呼ばれる種類があります。この褐藻類の表面はツルツルとヌメリがあるのが特徴ですが、このヌメリ成分こそが近年注目を集めている「フコイダン」なのです。
このヌメリの正体は、細胞と細胞をつなぎ合わせる役割を持つ多糖類の一種です。多糖類とは、ブドウ糖などの糖が鎖のようにたくさんつながった物質のことを指し、私達が普段口にするご飯やパン、麺類にも含まれる身近な成分です。フコイダンはこの多糖類の中でも、「L-フコース」と呼ばれる糖を主成分としている点が特徴です。
さらに、フコイダンには他の多糖類と比べて「硫酸化フコース」が多く含まれているという特徴もあります。
フコイダンは、古くから健康に良い食品として、日本や中国で食べられてきました。近年では、その健康効果に関する研究が進み、様々な効能が明らかになってきています。