注目のスーパーフード!ヤーコンの魅力とは?
南米アンデス山脈の高地には、厳しい自然環境にも負けずに育つ、力強い生命力を持った植物が数多く存在します。その一つが、今回ご紹介する「ヤーコン」です。キク科に属するこの植物は、標高の高いアンデス山脈の傾斜地など、冷涼で乾燥した環境に自生しています。
日本ではまだあまり知られていませんが、アンデスの人々にとっては、ヤーコンは古くから生活に欠かせない大切な植物でした。その歴史は古く、インカ帝国時代以前から栽培されていた記録が残っているほどです。アンデスの人々は、ヤーコンの根っこにあたる塊根の部分を主に食用としてきました。塊根は、生で食べると梨のようなシャリシャリとした食感とみずみずしい甘みが特徴で、近年では日本でも健康食品として注目を集めています。また、葉の部分も、お茶にして飲んだり、煮出して料理に使われたりと、様々な形で利用されてきました。
ヤーコンは、厳しい環境で育つため、生命力が強く、栄養価が高いのも特徴です。食物繊維やフラクトオリゴ糖といった、現代人に不足しがちな栄養素を豊富に含んでいます。