大地の恵み!ヤムイモの栄養パワー
ヤムイモは、高温多湿な気候の熱帯や亜熱帯地域で育つ、蔓性の植物です。つるは長く伸び、支柱に巻き付きながら成長していきます。葉は鮮やかな緑色をしていて、ハート形をしているのが特徴です。夏になると葉の付け根に小さな可愛らしい花を咲かせますが、日本ではあまり見かけることはありません。私たちが食用として口にするのは、秋に収穫される根や塊根の部分です。ヤムイモの種類によって形や大きさは異なり、細長いものから、人の顔ほどの大きさのものまで様々です。
ヤムイモは、主にアフリカ、熱帯アジア、ラテンアメリカなどで栽培されています。これらの地域では、米や小麦と同じように主食として食べられており、人々の生活に欠かせない大切な作物です。日本では主食として食べられることはほとんどなく、とろろご飯や茶碗蒸し、お好み焼きの具材など、和食に使われることが多いです。また、ヤムイモは栄養価が高いことでも知られています。炭水化物に加えて、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富に含まれています。