マグネシウム:不足すると体に何が起こる?
- マグネシウムとは
マグネシウムは、私たちの身体にとって欠かせないミネラルの一つです。 骨や歯の形成を助ける役割はよく知られていますが、実はそれ以上に、体内で300種類以上もの酵素反応に関わっており、生命活動を支える上で重要な役割を担っています。
マグネシウムは、エネルギーを作り出す過程や、神経伝達をスムーズに行うために欠かせません。また、筋肉の収縮や弛緩にも深く関わっており、心臓の働きを正常に保つのにも役立っています。
しかし、現代人は食生活の変化により、マグネシウムが不足しやすい状況にあると言われています。インスタント食品や加工食品にはマグネシウムが少なく、逆にマグネシウムを排出してしまう白砂糖やアルコールの摂取量が増えていることが原因として挙げられます。
マグネシウムが不足すると、疲労感や倦怠感、肩こり、頭痛、便秘、不眠など、様々な不調が現れる可能性があります。また、慢性的なマグネシウム不足は、高血圧や糖尿病、心筋梗塞などのリスクを高めるとも言われています。
健康的な生活を送るためには、日々の食事から十分な量のマグネシウムを摂取することが大切です。海藻類や豆類、緑黄色野菜、ナッツ類などに多く含まれていますので、積極的に食べるように心がけましょう。