健康を支えるハーブ:ロベージの魅力
ヨーロッパ南部の温暖な地域を原産とするロベージは、セリ科の多年草で、古くから薬草や香味料として人々の生活に根付いてきました。その歴史は古く、古代ローマ時代にはすでに栽培されていたという記録も残っています。
草丈は1〜2メートルほどに成長し、白い小花を傘状に咲かせます。その姿はまるでレース編みのようで、観賞用としても楽しまれています。丈夫な性質で、日当たりと水はけのよい場所であれば、比較的容易に栽培することができます。そのため、庭先にハーブガーデンを作る際には、おすすめのハーブの一つと言えるでしょう。
ロベージはその独特の芳香とほのかな苦味が特徴です。この香りは、肉料理の臭み消しや風味付けに最適で、特に牛肉との相性が抜群です。また、スープやソース、サラダなど、様々な料理に利用することができます。
薬効という点では、古来より消化促進や利尿作用、去痰作用などがあるとされ、民間療法で広く用いられてきました。現代でも、その効能が期待され、ハーブティーやサプリメントとして親しまれています。