ユリ科

- ドイツスズランとはドイツスズランは、ヨーロッパ生まれのユリの仲間で、多年草といって、数年以上も生きる植物です。その可愛らしい姿から、庭に植えたり、鉢植えにしたりと、世界中で愛されています。日本にも、北海道や本州の山奥に、日本スズランという、ドイツスズランとよく似た植物が自生しています。この二つは、親戚のようなもので、花の姿もよく似ています。ドイツスズランは、日本スズランに比べて、背丈が高く、花から漂う甘い香りがより強いのが特徴です。また、花の付き方にも違いがあります。日本スズランは、葉っぱの下に隠れるように花を咲かせますが、ドイツスズランは、葉っぱの間から茎をグンと伸ばして、そこに花を咲かせます。このため、花がたくさん咲いている様子は、まるで小さな鈴がいくつもぶら下がっているように見え、その姿はとても愛らしいです。ドイツスズランは、日当たりの良い場所よりも、むしろ木陰など、少し日差しの弱い場所を好みます。また、湿り気のある土を好むため、庭植えする場合は、水はけが良い場所に植え、土が乾きすぎないように注意が必要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげましょう。