メギ科

- アメリカ北西部原産の植物アメリカ北西部は、豊かな自然が広がる地域です。その中でも、ヒイラギナンテンは、この地を原産とする常緑の低木で、庭木などとして親しまれています。その名前には「ナンテン」という言葉が含まれていますが、日本で古くから愛されているナンテンとは全く異なる植物です。日本では、ナンテンは縁起の良い木として知られていますが、ヒイラギナンテンは、主に観賞用として楽しまれています。ヒイラギナンテンは、メギ科に属し、その葉は、まるでヒイラギのように、周囲がギザギザとしているのが特徴です。しかし、触っても痛くないため、安心して鑑賞することができます。春になると、鮮やかな黄色の花を房状に咲かせます。その姿は、まるで小さな鈴をたくさんつけたようで、可愛らしい印象を与えます。そして、花の後には、青い実をつけます。この実は食用となり、独特の酸味と風味が特徴です。ジャムやゼリーなどに加工されることもあり、アメリカ北西部では、昔から人々に親しまれてきました。ヒイラギナンテンは、日陰でもよく育ち、病害虫にも強いという特徴があります。そのため、初心者でも育てやすく、庭木として人気があります。また、その美しい葉と花、そして実を楽しむことができるため、近年では、日本でも注目を集めている植物です。