マロニエ

- セイヨウトチノキってどんな植物？ セイヨウトチノキは、ヨーロッパを原産とする落葉性の高い木です。街路樹として植えられていることも多く、その雄大な姿は、私たちに自然の力強さを感じさせてくれます。 日本では、その響きから「マロニエ」という名前で親しまれており、パリのシャンゼリゼ通りのマロニエ並木は特に有名です。 5月頃になると、枝先に円錐形の美しい花を咲かせます。その花の色は、白やピンク、赤など様々で、その美しさから、歌や文学作品にも多く登場します。 セイヨウトチノキは、見た目の美しさだけでなく、実にも特徴があります。秋になると、トゲのある殻に包まれた実をつけます。この実は栗に似ていますが、食用にはならず、サプリメントの原料として利用されています。セイヨウトチノキの種子エキスには、エスシンという成分が含まれており、むくみを改善する効果が期待されています。そのため、脚のむくみやだるさを軽減するサプリメントなどに配合されています。