注目のハーブ、ポテンティラ・アンセリナの秘密
バラ科の多年草であるポテンティラ・アンセリナは、ヨーロッパやアジア、北アメリカなど、広い地域に自生しています。この植物は地域によって様々な呼び名で親しまれており、日本では「オヘビイチゴ」や「ミツバツチグリ」といった名前で知られています。
春になると、鮮やかな黄色い花を咲かせるポテンティラ・アンセリナ。その可愛らしい見た目に反して、古くから人々の間では、その力強さが注目を集めてきました。
「オヘビイチゴ」という名前の由来には諸説ありますが、ヘビが頻繁に出没するような場所に生息していることから、そう呼ばれるようになったという説が有力です。また、「ミツバツチグリ」という名前は、葉の形が「ツチグリ」という植物に似ており、さらに三枚の葉が特徴的であることから名付けられました。
このように、地域によって異なる名前で呼ばれるポテンティラ・アンセリナですが、その効能や利用方法は、世界中で共通している部分も多いようです。古くから伝承医療などで活用されてきた歴史もあり、現代においてもその可能性に期待が寄せられています。