ホワイトウィロー

抗炎症作用

毎日の健康に!注目のホワイトウィロー

- ホワイトウィローってどんな植物?ホワイトウィローとは、ヨーロッパや北アフリカの地域に自生するセイヨウシロヤナギという木の樹皮から抽出される成分のことです。 このセイヨウシロヤナギは、湿地帯を好み、高さは30メートルにも達すると言われています。その雄大な姿から、古くは神秘的な力を持つ木として崇められてきた歴史もあります。ホワイトウィローが人々の間で利用され始めたのは、はるか昔の古代エジプト時代まで遡ると言われています。 当時の記録には、すでにホワイトウィローの樹皮を煎じたものが、熱や痛みを抑えるために使われていたと記されています。 また、ヨーロッパでも民間療法として広く普及し、頭痛、発熱、関節の痛みなど、様々な症状に効果があるとされてきました。ホワイトウィローが現代医学においても注目されるようになったきっかけは、19世紀後半にその有効成分である「サリシン」が発見されたことです。 このサリシンは、体内で分解されて「サリチル酸」に変わり、炎症や痛みを抑える効果を発揮することが明らかになりました。 そして、このサリチル酸を元に人工的に合成されたものが、世界で初めて開発された解熱鎮痛剤である「アスピリン」なのです。現在では、合成されたアスピリンが広く普及していますが、近年では、自然由来の成分が見直され、ホワイトウィローは再び注目を集めています。 アスピリンと比較して、ホワイトウィローは穏やかに作用するため、副作用が少ないという点で優れていると言われています。