健康の友、ヘラオオバコの秘密
「ヘラオオバコ」と聞いて、どのような植物を思い浮かべるでしょうか?
都会の道端や公園など、様々な場所で力強く育つ、あの植物です。
踏みつけられても力強く育つことから、「踏まれても踏まれても立ち上がる」という力強いイメージを持つ人もいるかもしれません。
実はこのヘラオオバコは、古くから世界中で民間薬として用いられてきた、驚くべき力を持った植物なのです。
ヘラオオバコは、その名の通り、ヘラのような形をした大きな葉っぱが特徴です。
この葉っぱには、傷口の出血を止めたり、炎症を抑えたりする効果があると言われています。
また、咳や痰を鎮める効果もあるとされ、お茶として飲まれることもありました。
さらに、ヘラオオバコは食用としても利用されてきました。
若い葉っぱは、茹でておひたしや和え物に、また、天ぷらなどにして食べることができます。
少し苦味がありますが、春の野草として楽しまれてきました。
このように、ヘラオオバコは、一見ただの雑草のように思えるかもしれませんが、古くから人々の生活に役立ってきた、驚くべき力を持った植物なのです。