意外と知らない?柑橘類の香り成分、オーラプテン
- 柑橘類の香り成分爽やかな香りを持ち、私たちにとって身近な果物であるグレープフルーツ。そして、甘酸っぱい香りのレモンや、日本独特の風味を持つゆず。これらに共通するのは、いずれも柑橘類に属する果物であるということです。これらの果物には、共通して「オーラプテン」と呼ばれる香り成分が含まれています。このオーラプテンは、柑橘類の皮、特に外側の皮の部分に多く含まれています。みかんの皮をむくと、爽やかな香りが辺りに広がりますが、これはオーラプテンを含む香り成分によるものです。化学的には、「プレニルオキシクマリン」と呼ばれる化合物の一種に分類されます。オーラプテンは、柑橘類特有の爽やかな香りのもととなる成分ですが、それだけではありません。近年、様々な研究によって、健康に役立つ可能性も示唆されています。 例えば、リラックス効果や脂肪燃焼効果、そして骨の健康維持に役立つ可能性などが報告されています。このように、柑橘類の香り成分であるオーラプテンは、私たちに心地よい香りと共に、健康にも良い影響を与えてくれる可能性を秘めているのです。