ビタミンP

- ルチンとは「ルチン」という言葉を、健康や美容に興味がある方なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。サプリメントの成分として目にする機会もあるでしょう。ルチンは、ビタミンPとも呼ばれる一群の栄養素に分類される、フラボノイドの一種です。フラボノイドは、植物の色素や香りの成分として知られており、私たちが普段口にする野菜や果物、お茶などに広く含まれています。そして、フラボノイドは、抗酸化作用など、私たちの体に嬉しい様々な働きをしてくれるのではないかと期待されています。ルチンは、特にソバ、ミカン、レモンなどに多く含まれています。ソバの実の黒い斑点模様を見たことがありますか？あの黒い斑点模様の部分に、ルチンが多く含まれているのです。ルチンは、ビタミンCと同じように、水に溶けやすい性質を持っています。そのため、ソバを茹でると、茹で汁にルチンが溶け出てしまいます。ソバを食べる際には、麺類として食べるだけでなく、茹で汁も一緒に味わえるように、蕎麦湯として飲むのがおすすめです。ルチンは、私たちの健康維持に役立つ成分として、古くから研究されてきました。近年では、サプリメントとして手軽に摂取できるようにもなってきています。日々の食生活の中で、意識してルチンを摂取したり、サプリメントを活用してみるのも良いかもしれませんね。