ヒドロキシ酸

みかんやゆず、すだちなど、日本人は古くから柑橘類を愛し、食生活に取り入れてきました。これらの果物がもつ爽やかな酸味は、私たちをリフレッシュさせてくれるだけでなく、食欲を増進させる効果もあると言われています。 では、この柑橘類独特の酸味は、どこから生まれるのでしょうか？ その秘密は、「クエン酸」と呼ばれる成分にあります。クエン酸は、レモンやライムなどの柑橘類に多く含まれる、酸味成分の一種です。まさに、あの爽やかな風味の源と言えるでしょう。 クエン酸は、食品や飲料の添加物としても広く利用されています。例えば、私たちが普段何気なく飲んでいるジュースや、おやつに食べるお菓子にも、クエン酸が使われていることがあります。 また、クエン酸は疲労回復効果も期待されており、運動後や疲れている時に摂取すると効果的です。 柑橘類を食べる際は、その爽やかな酸味を楽しみながら、クエン酸のパワーを感じてみてはいかがでしょうか。