タルトチェリー

- 鮮やかな赤色が特徴のタルトチェリータルトチェリーは、アメリカなどで親しまれているアメリカンチェリーの一種で、その名の通り、鮮やかな赤色が特徴です。甘くて口当たりの良いアメリカンチェリーとは対照的に、タルトチェリーは強い酸味が特徴です。そのため、日本ではそのまま食べることはあまりなく、ジャムやジュース、ドライフルーツなどの加工品として楽しまれることが多い果物です。タルトチェリーには、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれています。アントシアニンは、鮮やかな赤色を生み出す天然の色素成分で、強い抗酸化作用を持つことで知られています。活性酸素を抑制する効果が期待できるため、老化防止や生活習慣病の予防にも効果が期待できます。また、タルトチェリーには、メラトニンというホルモンの生成を助ける効果も期待されています。メラトニンは、睡眠ホルモンとも呼ばれ、体内時計を整え、質の高い睡眠を促す効果があります。そのため、タルトチェリーは不眠症の改善にも役立つと考えられています。その他にも、タルトチェリーには、カリウムや鉄分などのミネラル、食物繊維なども含まれています。これらの栄養素は、健康維持に欠かせないものです。 日本国内ではまだ馴染みの薄いタルトチェリーですが、その栄養価の高さから近年注目が集まっています。加工品だけでなく、生鮮品も出回るようになってきているので、この機会にぜひタルトチェリーを試してみてはいかがでしょうか。