古くから活用されるコンフリーの魅力
- コンフリーとはコンフリーは、ヨーロッパ生まれの多年草で、ムラサキ科ヒレハリソウ属に分類されます。草丈は大きく成長すると1メートルほどにもなり、開花時期は5月から9月頃です。花は白や紫、クリーム色、淡い紅色など、種類によって様々な美しい姿を見せてくれます。その歴史は古く、古代ギリシャ時代から、薬草として人々に利用されてきました。コンフリーは、葉や茎、根などに様々な有効成分を含んでいるとされ、特に、傷ついた組織の修復を促す作用や炎症を抑える作用などが期待できると言われています。そのため、古くから切り傷や火傷、骨折などの治療に用いられてきました。また、炎症を抑える効果から、関節炎やリウマチなどの症状緩和にも効果があるとされてきました。しかし、コンフリーは肝臓に毒性を示す成分を含むことが明らかになったため、現在では内服での使用は推奨されていません。外用薬として、軟膏やクリームなどに配合される場合もありますが、その使用にあたっては、必ず医師や薬剤師に相談し、指示に従うようにしてください。