注目の健康成分、コナカブトゴケとは?
- コナカブトゴケってどんな植物?コナカブトゴケは、北欧や北米など、一年を通して気温の低い寒冷地に生息する地衣類の一種です。 地衣類とは、菌類と藻類が共生関係を築いている非常に特殊な生物のことを指します。 まるで助け合うようにして生きている、不思議な生物なのです。一般的に、地衣類は岩肌や樹皮などに着生して生活しています。コナカブトゴケもまた、岩や木の表面に張り付くようにして生育しています。その外観は、名前が表す通り、まるで粉をまぶしたように見えます。色は、灰緑色と表現されることが多く、乾燥していると脆く、崩れやすいという特徴を持っています。しかし、コナカブトゴケは、水分に触れると驚くべき変化を見せます。乾燥状態では脆かった体は、水分を含むことで柔軟性を取り戻し、灰色がかってた色味は鮮やかな緑色に変化します。まるで、眠っていた命が目覚めたかのようです。この性質から、コナカブトゴケは環境指標としても注目を集めています。大気汚染に敏感なため、その生育状況は大気の状態を把握する上で貴重な情報源となるのです。