グルタミン酸

その他

注目の保湿成分 ポリグルタミン酸

- ポリグルタミン酸とはポリグルタミン酸は、私たちの身近な食品である納豆のネバネバ成分として知られています。これは、グルタミン酸というアミノ酸が数珠のようにたくさんつながってできた高分子です。アミノ酸はタンパク質の材料となる小さな分子ですが、ポリグルタミン酸はアミノ酸が多数結合することで、タンパク質とは異なる独自の性質を持つようになります。納豆菌などの微生物によって自然界でも作られており、古くから私たちの生活の中で利用されてきました。食品としては、納豆以外にも、麺類のかんすい、つなぎ、増粘剤などに利用されています。また、高い保水力や保湿性を活かして、化粧品や医療分野など幅広い分野で活用されています。ポリグルタミン酸は、天然由来で安全性が非常に高いことも特徴です。そのため、近年ではサプリメントとしても注目されています。ポリグルタミン酸は体内で消化吸収されにくい性質を持つため、摂取すると胃や腸などの消化器官を通過し、そのまま体外へ排出されます。この過程で、水分を保持する働きによって便通を改善したり、老廃物を吸着して体外へ排出するデトックス効果も期待されています。さらに、近年では免疫機能の調整や、血糖値の上昇を抑制する効果なども研究されています。
物忘れ防止

うま味成分「グルタミン酸」の真実

- グルタミン酸とは?グルタミン酸は、私たちの体を構成するタンパク質を作るのに欠かせない栄養素であるアミノ酸の一つです。アミノ酸はタンパク質の最小単位であり、グルタミン酸も体内で様々なタンパク質を作るために利用されます。筋肉や臓器、血液、皮膚、髪など、私たちの体はタンパク質でできていますから、グルタミン酸は生命活動の根幹を支える重要な役割を担っていると言えるでしょう。しかし、グルタミン酸の働きはそれだけではありません。グルタミン酸は、私たちの舌で感じる「うま味」の成分としても知られています。うま味は、甘味、塩味、酸味、苦味に続く、第五の基本味です。昆布だしをとるときにグルタミン酸が溶け出すことで、あの独特の深い味わいが生まれます。グルタミン酸は昆布以外にも、トマトやチーズ、きのこなど、様々な食品に含まれており、毎日の食事を通して自然に摂取しています。このように、グルタミン酸は体を作る基本的な材料となるだけでなく、食事を美味しく感じさせてくれる、私たちにとって非常に身近な存在なのです。