スーパーフード「クロミグワ」の秘密
- クロミグワってどんな植物?クロミグワは、西南アジアの温暖な地域を原産とするクワ科の落葉樹です。 成長すると高さは10メートルほどになり、横に広がるように枝を伸ばします。 その名の通り、夏の終わりから秋にかけて黒紫色に熟した果実を実らせます。この実は、甘酸っぱい味わいが特徴で、古くから人々に親しまれてきました。クロミグワの果実は、生で食べるのはもちろん、様々な方法で楽しまれてきました。 例えば、ジャムやジュースに加工することで、日持ちのする保存食として重宝されてきました。 また、果実を発酵させてお酒を作る地域もあります。クロミグワは、その果実だけでなく、葉にも利用価値があります。 クロミグワの葉は、古くから蚕の餌として利用されてきました。 特に、良質な絹糸を生産するカイコの餌として重宝され、養蚕業の発展に大きく貢献してきました。このように、クロミグワは、果実や葉など様々な用途で利用されてきた、人々にとって大変有用な植物と言えるでしょう。