キク科

- ヤブボロギクってどんな植物？ヤブボロギクという名前を聞いても、どんな植物かすぐに思い浮かぶ人は少ないかもしれません。しかし、ヨーロッパ原産のこのキク科の植物は、私たちにとって意外と身近な存在です。道端や空き地、公園の隅など、少し注意して見てみると、茂みの中にひっそりと咲いている姿を見つけることができるでしょう。ヤブボロギクは、その名の通り、草丈が30cmから大きいものでは150cmほどにまで成長します。葉は深く切れ込みが入っており、表面には白い斑点があるのが特徴です。この斑点があることで、他の植物と簡単に見分けることができます。春から秋にかけて、茎の先端に黄色い小さな花を房状に咲かせます。一見、タンポポによく似た可愛らしい花ですが、実は「ボロギク」と名前につくものの、ハーブとして古くからヨーロッパで親しまれてきたという意外な一面も持っています。日本ではあまり馴染みがありませんが、ヨーロッパでは、葉や花をハーブティーとして楽しんだり、サラダに混ぜて食べることもあるそうです。