古代から珍重されるハーブ、ガルバナム
- ガルバナムとはガルバナムは、中央アジアやイラン、地中海沿岸を原産とするセリ科の植物です。 高さは約1.7メートルほどまで成長し、その力強い生命力で乾燥した地域でも生育することができます。 古代エジプト時代から人々に利用されてきた歴史があり、根や幹から採取される黄褐色のゴム樹脂が様々な用途に用いられてきました。 ガルバナムという名前は、ペルシャ語で「喜びをもたらすもの」という意味を持つ言葉に由来すると言われています。 その香りは、グリーンでスパイシーな中に、少し土っぽさとバルサムのような甘さを含んでいます。 この独特な香りは、古代から宗教的な儀式やお香として利用されてきただけでなく、その薬効にも注目が集まっていました。 現代でも、ガルバナムの樹脂から抽出した精油が、アロマテラピーなどで利用されています。 心身のバランスを整え、リラックス効果やリフレッシュ効果をもたらすとして人気です。 また、香水に深みと奥行きを与える香料としても高く評価されています。