古くから親しまれるハーブ、カッコウチョロギ
ヨーロッパの地中海沿岸を原産とするカッコウチョロギは、シソ科に属する多年草で、その歴史は古く、古代ギリシャ時代から薬草として人々の生活に寄り添ってきました。名前の由来は諸説ありますが、その花の形が鳥の郭公のくちばしに似ていること、あるいは郭公が鳴き始める頃に花を咲かせることから「カッコウチョロギ」と名付けられたという説が有力です。50~60cmほどの高さに成長し、日本でも一部地域では野生化している姿が見られます。 古くからヨーロッパでは万能薬として重宝され、その効能の広さから様々な用途に利用されてきました。現代においても、健康を支えるハーブとして多くの人々に愛飲されています。その魅力は、伝統的な知恵と現代科学の両面から認められている点にあります。ハーブティーとして楽しまれるほか、サプリメントとして摂取するなど、現代のライフスタイルに合わせて様々な形で取り入れられています。