カシスエキス

- 歴史ある果実、カシスとは？ カシスとは、ヨーロッパ原産の黒フサスグリのことを指します。その名前は、フランス語で「クロフサスグリ」を意味する "cassis" に由来します。 カシスは、中世ヨーロッパにおいて修道院で栽培されていた記録が残っており、古くから人々に愛されてきた果実です。その深く美しい色合いと、甘酸っぱく濃厚な味わいが特徴で、ジャムやジュース、リキュール、お菓子など、ヨーロッパでは幅広い用途で親しまれてきました。 カシスの実は、ブルーベリーよりも小粒で、房状に実るのが特徴です。完熟した実は、濃い黒紫色をしており、表面には白い粉のようなものが付着しています。この白い粉は、ブルームと呼ばれる果実自身が作り出すもので、果実を保護する役割を担っています。 カシスは、その栄養価の高さでも知られています。特に、アントシアニンやビタミンC、ポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富に含まれており、健康や美容に関心の高い人々の間で注目されています。