カシス

現代社会は、スマートフォン、パソコン、テレビなど、私たちの目は常に光にさらされています。一日中画面を見続ける生活は、目の疲れや乾燥、視界がぼやけるなど、様々な目のトラブルを引き起こす可能性があります。 そこで注目されているのが、カシスアントシアニンです。カシスアントシアニンは、ブルーベリーなどにも含まれるアントシアニンの一種で、目に嬉しい様々な働きがあることが分かっています。 アントシアニンは、植物に含まれる天然の色素成分で、ブルーベリーやブドウ、ナスなどに含まれています。その中でも、カシスアントシアニンは、特に目の健康に良い影響を与えるとして、多くの研究が行われてきました。 カシスアントシアニンは、目の疲れを和らげたり、視力を維持する効果が期待されています。また、加齢によって低下する視機能をサポートする働きもあると考えられています。 現代人の多くが悩まされている、目の疲れや乾燥。毎日の生活にカシスアントシアニンを取り入れてみてはいかがでしょうか。

- カシスの概要カシスの木は、ヨーロッパの比較的温暖な地域や、西アジアから中央アジアにかけて、そしてヒマラヤといった地域が原産の落葉低木です。日本ではあまり馴染みのない言葉かもしれませんが、落葉低木とは、冬になると葉を落とす、比較的小さな木のことです。カシスの木は成長しても高さは1.5メートルほどにしかなりません。カシスは、ブルーベリーやストロベリーなど、一般的にベリーと呼ばれる果物と同じ仲間だと思われがちですが、実は異なる種類です。その果実は直径1センチメートル弱と小さく、濃い黒紫色をしています。味は甘酸っぱく、独特の風味があります。カシスの楽しみ方は様々です。生のまま食べてももちろん美味しいですが、ジャムやジュース、リキュールなどの加工品にもよく利用されます。また、菓子類の風味付けとして、ケーキやタルト、アイスクリームなどに加えられることも多く、その独特の酸味がアクセントになっています。日本では、カシスの旬は6月から7月にかけてと短いため、新鮮なカシスを味わえる機会は貴重と言えるでしょう。