注目の植物、カキネガラシとは?
- カキネガラシ身近に咲くハーブの力
カキネガラシは、ヨーロッパやアジア西部を原産とするアブラナ科の植物です。一年草または二年草として生育し、その高さは30cmから80cmほどになります。道端や畑の脇など、私たちが普段何気なく目にしているカキネガラシは、植物全体の上部を指します。
日本では、どこにでも生えている雑草という印象が強いカキネガラシですが、その歴史は古く、ヨーロッパではハーブとして古くから利用されてきました。古くから親しまれてきたその効能が、近年改めて注目されています。
春になると、鮮やかな黄色い花を咲かせます。その姿は、菜の花によく似ています。それもそのはず、カキネガラシは、ブロッコリーやキャベツと同じアブラナ科の植物なのです。見た目は小さく可愛らしいカキネガラシですが、その生命力は非常に強く、アスファルトの隙間から力強く茎を伸ばす姿も見られます。
日本では、まだあまり知られていませんが、ヨーロッパでは、葉や茎を食用とする地域もあります。ピリッとした辛味とほのかな苦味が特徴で、サラダやスープのアクセントとして楽しまれています。