奥深い香りの万能選手:オールスパイス
- オールスパイスとは?
オールスパイスは、フトモモ科に属する常緑樹から採取される香辛料です。この木は、高さ12メートルほどまで成長し、その果実と葉が利用されます。
特に、熟す前の青い果実を乾燥させたものが、香辛料として使われます。その名の「オールスパイス」は、複数の香辛料を組み合わせたような複雑で芳醇な香りを持つことから名付けられました。
具体的には、シナモン、クローブ、ナツメグを思わせる風味が感じられ、これらのスパイスの代用品として用いられることもあります。
オールスパイスは、甘い香りとほのかな辛味が特徴で、肉料理、魚料理、スープ、ソース、お菓子など、様々な料理に利用されます。
特に、ジャマイカ料理では欠かせない存在であり、ジャークチキンやビーフパティなど、伝統的な料理の味付けに欠かせません。また、ヨーロッパや中東でも、ピクルスやソーセージの風味付けなどに利用されています。