オーラルケア

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緑茶フッ素で健康な歯へ

むし歯は、歯の表面に付着した細菌が食べ物の残りかすに含まれる糖分を分解し、酸を作り出すことで歯を溶かしてしまう病気です。これを予防するには、毎日の歯磨きで歯の表面を清潔に保つとともに、歯のエナメル質を強化することが大切です。 近年、このむし歯予防に効果があると注目されているのが、緑茶フッ素です。これは、緑茶に含まれるカテキン類とフッ素を組み合わせた成分です。 フッ素は、歯のエナメル質の主成分であるハイドロキシアパタイトと結びつき、より安定したフルオロアパタイトを形成することで歯の表面を強化します。また、一度溶け出したエナメル質を再石灰化する働きも持ち合わせています。 一方、カテキン類は、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持つことで知られていますが、むし歯の原因となるミュータンス菌などの細菌の増殖を抑える効果も期待できます。 それぞれ単独でもむし歯予防に効果を発揮する成分ですが、組み合わせることで相乗効果を発揮し、より高い予防効果が期待できる点が緑茶フッ素の大きな特徴と言えるでしょう。
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活性炭:その驚くべき効果と活用法

- 活性炭とは 活性炭は、木炭やヤシ殻、石炭などを原料とし、高温で特殊な処理を施すことで作られます。この処理によって、活性炭の表面には無数の小さな穴(細孔)が形成されます。 活性炭の最大の特徴は、この無数の細孔が持つ強力な吸着力です。例えるならば、活性炭は非常に細かい網目を持つスポンジのようなもので、体内に入った不要な物質をその網目に捕らえることができます。 活性炭は、有害物質だけでなく、水分や空気中の臭い成分なども吸着します。この性質を利用して、活性炭は浄水器のフィルター、空気清浄機、消臭剤など、私たちの身の回りの様々な製品に活用されています。 さらに、活性炭は医薬品としても利用されています。食中毒の原因となる細菌やウイルス、体内で発生した毒素などを吸着し、体外へ排出する効果が期待できます。ただし、活性炭自体は消化吸収されないため、摂取したからといって栄養になるわけではありません。 活性炭は、私たちの生活の様々な場面で役立つ、優れた吸着力を持ち合わせた素材と言えるでしょう。
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お口の健康を守るBLISK12とは?

私たちのお口の中には、目には見えませんが、数百種類もの多様な細菌が、数百億個という膨大な数で生息しています。まるで、小さな宇宙が存在しているかのようです。 これらの細菌の中には、虫歯や歯周病などを引き起こす、いわゆる悪玉菌も存在します。むし歯菌などがその代表例で、歯の表面に付着し、糖分を分解して酸を作り出すことで、歯を溶かしてしまいます。また、歯周病菌は、歯茎に炎症を引き起こし、放置すると歯を支える骨を溶かしてしまう恐ろしい病気の原因となります。 一方、お口の健康を守るために活躍してくれる頼もしい味方が、善玉菌です。その中でも有名なのが、ストレプトコッカス サリバリウスという細菌です。この菌は、私たちが普段口にしている食べ物の中にも含まれており、お口の中に入ると、歯の表面や舌、粘膜などに住み着きます。そして、悪玉菌が増殖するのを抑えたり、酸を中和したりすることで、お口の中の環境を健康な状態に保つ働きをしてくれています。 つまり、お口の中の善玉菌と悪玉菌のバランスが、健康に大きく影響していると言えるでしょう。