意外と知らない?危険な植物「イヌホオズキ」
道端や空き地など、私達の身近な場所で見かける植物の中には、興味深い特徴を持つものが多く存在します。今回は、その中でも特に、注意が必要な植物である「イヌホオズキ」について詳しく見ていきましょう。
イヌホオズキは、元々ヨーロッパの温暖な地域に自生していた植物ですが、今では世界中の広い範囲で見られるようになりました。日本では、北海道から沖縄まで、全国各地に分布を広げています。
草丈は、成長する環境によって大きく異なり、20cmほどの小さなものから、90cm近くまで成長するものもあります。開花時期は夏から秋にかけてで、小さく白い花を咲かせます。そして、花が終わると、ブルーベリーやハックルベリーの実を思わせるような、丸い黒色の実をつけます。
しかし、注意が必要なのは、この実には毒が含まれているという点です。特に、見た目が似ていることから、ブルーベリーなどと誤って口にしてしまうケースが報告されています。そのため、イヌホオズキの実には絶対に触れたり、口に入れたりしないように注意することが大切です。