イタドリ

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健康食品としての期待?注目の植物、イタドリ

- イタドリとは?道端や空き地で、高さ1メートルを超えるほどに成長した、力強い植物を見たことはありませんか?それが、今回ご紹介する「イタドリ」です。春になると、地面から力強く芽を出し、ぐんぐん茎を伸ばしていきます。その生命力の強さから、時には厄介者扱いされることもありますが、古くから日本人に親しまれてきた植物でもあります。イタドリの若芽は、柔らかく、独特の酸味と爽やかな風味を持っています。そのため、春先には、山菜として楽しまれてきました。地域によって、「スカンポ」や「ゴンパチ」など、様々な呼び名で呼ばれているのも、それだけ人々に親しまれてきた証拠と言えるでしょう。味噌汁や炒め物、煮物など、様々な料理に利用され、春の味覚として楽しまれています。しかし、その一方で、イタドリは驚異的な繁殖力も持ち合わせています。地下茎を伸ばして、あっという間に広範囲に広がってしまうため、海外では、在来の植物を脅かす存在として、「侵略的外来種」に指定されているほどです。日本では、古くから親しまれてきた植物ですが、海外では、その旺盛な繁殖力が問題視されているというのは、少し複雑な気持ちにもなりますね。