注目の健康野菜、チョウセンアザミとは?
- チョウセンアザミ、聞いたことはあるけれど?
チョウセンアザミ、あまり聞き慣れない名前かもしれません。スーパーなどで、野菜コーナーの一角に並んでいるのを見たことがある人もいるのではないでしょうか。そう、チョウセンアザミは近年、食用として注目され、スーパーなどでも見かけることが増えている野菜の一つなのです。
チョウセンアザミは、キク科の植物で、和名はチョウセンアザミですが、一般的にはアーティチョークという名前で知られています。ヨーロッパの地中海沿岸が原産で、古代ギリシャ・ローマ時代から食用として親しまれてきました。日本には江戸時代に伝わったとされています。
食用としては、つぼみの部分が食用とされます。つぼみは大きく、直径10cmほどにもなります。外側の硬いガク片を取り除き、内側のやわらかい花托と呼ばれる部分を、茹でたり蒸したりして食べます。味は、ほろ苦い味わいと独特の香りが特徴で、西洋では高級食材として扱われています。
また、チョウセンアザミは食用としてだけでなく、観賞用の花としても楽しまれています。開花時期は6月~7月頃で、紫色の美しい花を咲かせます。花は直径15cmほどにもなり、存在感があります。
最近では、国内でも栽培が盛んになりつつあり、スーパーなどで見かける機会も増えました。見かけたら、ぜひ一度、その独特の味と香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。