栄養満点!注目のスーパーフード、アマランサスとは?
南米アンデス山脈の高地で生まれたアマランサスは、約5000年以上も前からインカ帝国の人々に大切に育てられてきた植物です。厳しい環境でも力強く育ち、豊富な栄養を蓄えることから「神の穀物」と崇められ、トウモロコシと並ぶ二大主要作物として人々の生活を支えてきました。
アマランサスの種子は、白米と比べてタンパク質は約2倍、食物繊維は約30倍も含みます。さらに、必須アミノ酸のリジンやミネラル、鉄分なども豊富に含み、現代人に不足しがちな栄養素を効率的に補うことができるため、近年再び注目を集めています。
インカ帝国の時代には、種子を炒ってそのまま食べたり、粉にしてパンや tortillas (トルティーヤ) のような食べ物を作ったりしていました。現代では、プチプチとした食感を活かして、ご飯に混ぜたり、サラダやスープのトッピングにしたりと、様々な食べ方で楽しむことができます。
栄養価の高さから「スーパーフード」とも呼ばれるアマランサスは、現代人の食生活を豊かにする可能性を秘めた、まさに「神の贈り物」と言えるでしょう。