沖縄の太陽、アキノワスレグサ
沖縄などの南国で目にする、鮮やかな橙色の花、アキノワスレグサ。その名前とは裏腹に、夏の時期に太陽の光を浴びて力強く咲く姿は、見る人の心を和ませてくれます。 中国から伝わったアキノワスレグサは、ユリの仲間。日本では九州から沖縄にかけて広く見られますが、特に沖縄では馴染み深い花として親しまれています。沖縄の強い日差しにも負けずに育つことから、「太陽の花」と呼ぶ人もいるほどです。
アキノワスレグサは、その名の通り、秋に咲く花と勘違いされることもありますが、実際には夏の始まりを告げる花として知られています。 開花時期は6月から7月頃。沖縄の青い空と海の輝きを背景に、鮮やかな橙色の花が咲き乱れる風景は、まさに南国の夏の風物詩と言えるでしょう。
庭先や公園など、身近な場所で目にする機会も多いアキノワスレグサは、沖縄の人々にとって、夏の訪れを告げる特別な花として、長く愛され続けています。