アカネ科

- ヤエムグラとはヤエムグラは、道端や畑など、どこにでも生えているアカネ科の植物です。一年草または越年草に分類され、春になると芽を出して成長します。草丈は60cmから大きくても120cmほどで、茎は細長く、地面を這うようにして四方八方に広がっていきます。ヤエムグラの特徴は、茎にびっしりと生えた細かい棘です。この棘は、衣服や動物の毛に絡みつくことで、遠くまで種を運んでもらうための工夫です。実際にヤエムグラに触れてみると、この棘によって少しチクチクとした感触があります。開花時期は春から夏にかけてで、葉の付け根に小さな白い花を咲かせます。花は直径わずか2mmほどと非常に小さく、近づいてよく見ないと見落としてしまうかもしれません。秋になると、花が終わった後に丸い実をつけます。ヤエムグラは古くから民間療法で利用されてきました。その効能は多岐にわたり、利尿作用や解毒作用、皮膚の炎症を抑える効果などがあるとされています。近年では、お茶やサプリメントなど、様々な形でヤエムグラを摂取することができるようになっています。