かつお節オリゴペプチド

日本の食卓には欠かせない、豊かな風味を持つかつお節。その奥深さは味わいだけにとどまらず、健康を支える成分も秘めていることをご存知でしょうか。古くから日本人の食生活に寄り添ってきたかつお節は、近年その新たな魅力が科学的に解明されつつあります。 かつお節から抽出される注目の成分が、「かつお節オリゴペプチド」です。聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは、複数の小さなアミノ酸がつながった状態のものを指します。アミノ酸はタンパク質を構成する基本単位であり、私たちの身体を作るために必要不可欠な栄養素です。 かつお節オリゴペプチドは、かつお節のタンパク質を「サーモリシン」という酵素の力で分解することによって作られます。このオリゴペプチドは、アミノ酸よりも少し大きな構造をしているため、体内に吸収されやすく、効率的に栄養を届けるという特徴があります。つまり、かつお節の栄養をぎゅっと凝縮し、より効率的に摂り入れることができる形と言えるでしょう。