プルーンの秘密:西洋スモモとの関係とは?
- プルーンの正体
プルーンと聞くと、甘酸っぱい味わいと、しっとりとした食感が魅力のドライフルーツを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
栄養価の高さから、健康的な間食として、あるいはパンやヨーグルトのトッピングとして楽しまれていますよね。
ところで、プルーンがどのように作られているか、ご存知ですか?
実はプルーンは、生の果物を乾燥させて作られています。その果物こそが、セイヨウスモモなのです。
セイヨウスモモは、バラ科サクラ属に分類される果樹で、ヨーロッパやアメリカで広く栽培されています。
日本では「プラム」と呼ばれることが多く、生食用の品種が一般的です。
しかし、プルーンとして乾燥させる品種は、生食用品種とは異なります。
プルーンに加工されるセイヨウスモモは、果肉が厚く、糖度が高いのが特徴です。
収穫されたセイヨウスモモは、洗浄・選別された後、専用の乾燥機でじっくりと乾燥させます。
乾燥過程で水分が抜けていくにつれて、セイヨウスモモは、あの特徴的な濃い茶色に変わり、凝縮された濃厚な甘さと、しっとりとした食感が生まれます。
つまり、プルーンは、セイヨウスモモを乾燥させただけの、全くの自然食品なのです。
そのため、プルーンには、セイヨウスモモが持つ豊富な栄養素が、ぎゅっと凝縮されています。
食物繊維や鉄分、カリウムなどが豊富に含まれており、健康や美容に関心の高い方々から注目を集めています。