筋トレのお供に!分岐鎖アミノ酸とは?
- 分岐鎖アミノ酸ってどんなもの?人の体は、20種類のアミノ酸から作られるたんぱく質によって構成されています。その中で、体内で合成できない9種類のものを「必須アミノ酸」と呼びます。必須アミノ酸は、食事などを通して外部から摂取する必要があります。
分岐鎖アミノ酸(BCAA)とは、この必須アミノ酸であるバリン、ロイシン、イソロイシンの総称です。これらのアミノ酸は、分子構造中に鎖状の分岐を持つことからその名がつけられました。
分岐鎖アミノ酸は、筋肉の構成成分となるだけでなく、様々な役割を担っています。
まず、運動時のエネルギー源として利用されます。激しい運動を行うと、筋肉中の糖質がエネルギー源として優先的に利用されますが、糖質が不足してくると、分岐鎖アミノ酸が分解されてエネルギーとして使われるようになります。
また、分岐鎖アミノ酸は、筋肉の合成を促す働きもあります。特にロイシンは、筋肉の合成を促進するシグナルを伝える役割を担っており、効率的な筋肉の成長を助けます。
さらに、筋肉の分解を抑制する効果も期待できます。運動やストレスなどによって筋肉が分解されるのを防ぎ、筋肉量を維持するのに役立ちます。
これらのことから、分岐鎖アミノ酸は、運動パフォーマンスの向上や筋肉量の増加、疲労回復などを目指す人にとって、積極的に摂取したい栄養素と言えるでしょう。